糖尿病の型
糖尿病の主なタイプ
1型・・・インスリンが膵臓から全くでなくなった状態
2型・・・インスリンは膵臓から出ているが、高血糖である状態
発症の要因
生活習慣・・・食事・運動不足・飲酒・喫煙
遺伝等・・・遺伝子の特徴・加齢
環境因子・・・ストレス・過労など
診断
空腹時血糖値126mg/dl以上。
境界型(いわゆる糖尿病予備軍)は空腹時血糖値が110mg/dl以上。
主な検査
・空腹時血糖値
糖尿病の診断にも用いられる指標であり、糖尿病のコントロール指標としても用いられる
・75gOGTT
ブドウ糖75グラムを250mlの水に溶かしたものを飲んで、経時的な血糖値の変化を
みていく検査
・HbA1c
HbA1c(グリコA1cとも言われる)値は採血時の二ヶ月前くらいからの血糖値の変動を
反映する。
糖尿病の診断がついていない場合の診断の為の検査に使用されることもあるが、
主に糖尿病のコントロールの指標として利用されている。
治療
食事療法・運動療法・薬物療法
※ 食事療法・運動療法は薬物療法が開始されてもずっと必要です。
合併症
糖尿病で怖いのは合併症だといわれています。
糖尿病3大(慢性)合併症
糖尿病網膜症・糖尿病腎症・糖尿病神経障害
糖尿病に対するよくある誤解
・尿に糖が混じるのが糖尿病?
確かにそうなのですが、一概にはそうは言えませんし、糖尿病の基準値として
尿糖は用いられません。
また、尿に糖が混じっている時は、比較的重症の糖尿病に
なっているかもしれません。
・高齢だから糖尿病の治療は必要ない!
若い時に発症するよりも、高齢になってから発症した方が、
糖尿病の合併症によるリスクは小さいといえますが、
失明や透析などで生活の質の明らかな低下を招き、
症状がはっきりしている3大合併症になる前に、
血糖値のコントロールをしっかりしておく必要はあります。